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2020年6月27日放送分「広島版ひきこもり支援情報ポータルサイト」

放送日:2020年6月27日(土)

パーソナリティ
一文字 弥太郎さん

アシスタント
岡 佳奈さん

レスコ出演者
レスコ社員 N

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広島版ひきこもり支援情報ポータルサイト
広島版ひきこもり支援情報ポータルサイトとは

「ポータルサイト」とは何か?から聞いて良いですか。

ポータルサイトとは、いろいろな情報を集約して掲載するようなサイトです。

という事は、「広島版ひきこもり支援の情報」が1個にまとまっていると思ったら良いですか。

はい。そういうところを目指して作っています。

どうしてこのポータルサイトを作っていこう思ったのですか。

佐賀県にあるスチューデント・サポート・フェイスというNPO法人が、佐賀県で地域のネットワークをうまく集めてひきこもりの支援をされている事を以前藤川がご紹介しましたが、そういった事が広島県でも必要だろう、と私たちレスコや、広島でひきこもり支援をされている方たちで話し合いました。そして、まずは地域の方に、「こういった支援や団体があるよ」という情報を知ってもらう場所が必要だと考えて、ポータルサイトの制作を始めようと思いました。

ラジオを聞いている人たちのイメージとすれば、今までひきこもり相談をしようと思ったら、行政やNPO法人だったり1個ずつはあったけれども、広島版でまとまったものが無いから、それを作ろうという事ですか。

自分の家から通える支援団体もありますからね。

広島県の方ともご相談をしながら、いろいろな支援団体がある事をまずは知ってもらいたいのと、支援団体もそれぞれ特徴があるので、そういったところをうまく伝えるためのツールとして使ってもらうと、支援者とのミスマッチが防げるのではないかなと考えています。

ひきこもりで悩んでいる人や家族は支援先を探していると思いますよ。
このポータルサイトの特徴なのですが、いろいろな支援団体を網羅したポータルサイトということになるのでしょうか。

広島県には大きく3つ相談窓口があるのですが、その後ろに連携しているいろいろな団体さんの情報のご紹介をしたり、すぐに相談先へ連絡が取れるように、ポータルサイトの中からメールでのアクセスができるようにしています。

自分でこの情報が合っていると思ったら、すぐに問い合わせができるようになっているのですね。
広島版という事は広島に特化したサイトですか。

まずは広島県内の情報を集めようという事で、広島県に特化したものを作ろうとしています。

こういうサイトは、今まで無かったのですね。

そうですね。支援団体の情報収集をすでに進めている県もあるのですが、広島では、今いろいろなところにお声掛けを始めている状態です。
「自分の家族がそうなったとき」と思うと、すぐに情報が得られる場所があるというのは、それだけで気持ち的にも違うかなと思うので、そういった不安を持たれている方に役立つサイトにしたいと思っています。

広島版であるという事は、広島の情報がそこでわかるわけですからね。
今はいろいろ連携する団体などを調べている段階なのですね。

いろいろな支援団体があって、ポータルサイトの制作自体は弊社レスコで請け負っているのですが、NPO法人のFOOT&WORK(フットアンドワーク)が運営をするようになっています。こちらも生活自立訓練や、子ども食堂などの取り組みをされているところです。
FOOT&WORKのように団体によってそれぞれ特徴があるので、幅広い情報が載るように、いろいろな団体さんにお声掛けをしています。ひきこもりの方の年齢性別、ひきこもりになったきっかけも本当に様々なので、いろいろな支援先があるというのが1つ重要なところかなと思っています。

話を聞いていて皆さんわかると思うのですが、ポータルサイトというと、インターネット上のデジタルなところですけど、それを作ろうと思ったらとてもアナログな作業が必要という事ですよね。

いろいろなところにご協力頂くために、今アナログな活動を進めています。

いろいろ取材に行かれたり、お会いされていたりしますよね。

クラウドファンディングの立ち上げ

NPO法人が運営していくという事ですが、ポータルサイトを作る費用も結構要るのではないですか?

ひきこもりの支援を実際にされている方たちは、かなり手厚い活動をされているので、なかなか人件費以外に資金を回せない状況です。決して潤沢な資金繰りではないので、是非地元の皆様であったり、広島県ご出身の方であったり、地元の企業の方たちにご協力頂きたいなと思って、クラウドファンディングを立ち上げようとしています。

これからクラウドファンディングが立ち上がるのですね。またこのコーナーでもお伝えしたいと思いますが、こういう事のために封筒にお金入れて欲しいよね。
今15歳から39歳までのひきこもりが推計54万1000人。40歳から64歳までのひきこもりが推計61万3000人。自分もこの先いつひきこもりになるかわからないですからね。
参考内閣府「生活状況に関する調査」平成30年度

本当そうですね。何がきっかけになるかは、人それぞれですよね。

いじめであったり、精神疾患であったり、体を悪くされてなかなか外に出られなくなってしまった方であったり、本当にきっかけは沢山あるので。

この新型コロナがきっかけになる可能性だってありますものね。

決して他人事ではないなと自分でもいつも思っています。

思いますよね。そんなときに、家族だったり、自分だったり、ひきこもりになったときにどこに相談して良いか、意外にわからないですよね。

是非、役立てて頂きたいなと思っています。

※掲載している情報は、放送当時のものです。

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