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2021年10月23日放送分「精神疾患教育」

放送日:2021年10月23日(土)

パーソナリティ
一文字 弥太郎さん

アシスタント
岡 佳奈さん

レスコ出演者
代表取締役 藤川 佳應

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精神疾患教育
およそ40年ぶりに復活、精神疾患教育

精神疾患教育とは、学校での教育内容の事ですか?

そうです。およそ40年前の1982年に教科書から記述が消えたそうですが、学習指導要領が変わりまして、来年度(2022年4月)から高校生の保健体育の授業で精神疾患が取り上げられるそうです。
参考改訂「生きる力」を育む高等学校保健教育の手引 – 文部科学省

保健体育の教科書に40年ぶりに精神疾患の項目が設けられるのですね。なぜ復活したのですか?

やはり精神疾患にかかる方が増えているのと、何より身近になってきたからですね。
昔、精神疾患というと統合失調症がメインだったのですが、今はそれだけではなくて、働く人たちの鬱や、お子さんたちだとゲーム依存症、パニック障害など、あらゆる種類の精神疾患が出てきたので、しっかりと若いうちに精神疾患について学んでもらう必要があるだろうという事ですね。

高校生にも、精神疾患が特別な事ではなくて、誰でもかかる可能性のある病気という事を学んでもらおうという事ですか。

精神疾患はいつごろ発症するのか、そのピークの年齢を近年ずっと研究してきたところ、実は10代の前半が精神疾患発症のピークという事がわかってきたそうです。
ですから早いタイミングで「あれ、ちょっと調子悪いぞ」と本人が気づき、すぐ躊躇なく誰かに相談できるようになる事を根付かせていくために、しっかりとした精神疾患に関する教育が必要だというわけですね。

確かにね。「ゲーム依存症」を知っていると知らないとでは、大きな違いですものね。体験談とかも教科書に盛り込まれるのでしょうか?

そのようですね。特に若い人たちが知っている芸能人や著名人の方々が実際に精神疾患を患って、そこから回復していく様子を教育のコンテンツの中に含めていくという事は聞いています。

地域社会で支えていく

精神疾患の特徴や、自分がもしそうなった時の事などを学ぶために、40年ぶりに教科書に復活するのですね。
そう考えていくと、学校も教えたは良いけど、「助けて」と言える環境を作っておかないといけませんね。

そうですよね。精神疾患が理由で休職されている学校の先生が2019年の統計で5,478人いらっしゃいます。
当然生徒さんたちが「実は…」という事を打ち明けた時に対応できる先生方の教育というのも必要ですし、先生方ご本人のメンタルの問題がこの取り組みによって好影響があるのではと言われています。
参考令和元年度公立学校教職員の人事行政状況調査について – 文部科学省

精神疾患についてスポットを当てる事で、生徒だけではなくて、先生にも目を向けてという事ですか。学校教育は大変ですね。

あまりこの数字は言いたくないですが、小中高生の自殺者数がこのコロナ禍で増えてきているという事なので、こういう取り組みはますます大事になってくるでしょうね。

専門家でない先生だけでは受け止めきれないから、藤川社長がよく言われている色々な連携がますます大事ですよね。

そうですよね。学校だけでは解決できないですし、地域社会で支えていく事がとても大事だと思います。

以前、私たちもレスコさんとお付き合いのある病院を見学させていただきましたが、学校だけではなく地域の理解も必要になってきますよね。

本当にそうですね。この国における精神疾患の長い歴史は、偏見とか差別もあって正直あまり明るくない歴史です。今回の精神疾患教育が始まる事によって、そういったものを無くしていって、一文字さんがおっしゃられるような、地域社会の受け皿をどう作っていくのかがとても大事になると思いますね。

しかし40年ぶりに復活ですが、もっと早く復活できていたら良かったのにとちょっと思いますね。でも教科書に載るというのは大きいですよね。
来春から高校生の教科書に精神疾患教育が取り上げられますが、藤川社長が求める事、望む事、期待する事はありますか?

精神疾患について正しい知識を持つのは大事ですよね。その事によって自分自身も精神疾患にかかる可能性があると知ったうえで、自分の生活を客観的に見ていけるというのは大事だと思います。
僕らもディアパートナーズという取り組みを続けてきましたが、実はこのコンテンツは我々レスコ社員自体が勉強するきっかけになっています。精神疾患教育が来年から始まるという事であれば、もっとディアパートナーズの貢献できる領域が広がるのではないかと思いますね。
参考ディアパートナーズ

ディアパートナーズを見て思うのは、サポートしてくれる人が必ずいるという事ですね。それがわかるだけでも随分気持ちが和らぎますよね。

そうですね。この間も発達障害かもしれないという親御さんからのご相談を受けたのですが、まず「どこに行けば良いのか」というところから悩んでおられたので、我々レスコとして出来る事があるのではないかという事を考えるきっかけにもなりましたね。