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2021年5月22日放送分「Warokuパブリックヘルス」

放送日:2021年5月22日(土)

パーソナリティ
一文字 弥太郎さん

アシスタント
岡 佳奈さん

レスコ出演者
代表取締役 藤川 佳應

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Warokuパブリックヘルス
Warokuパブリックヘルスとは

「Warokuパブリックヘルス」とは、どんなものか教えてください。

地域住民の皆さんの悩み事・困り事を支えておられるNPO法人さんや支援団体の皆さん、また医療機関の方々を対象として、私どもレスコが開発したクラウド型のシステムです。以前ご紹介をさせて頂いた、佐賀県でひきこもり相談をやっておられるNPO法人スチューデント・サポート・フェイスさんと共同開発をして、やっと完成しました。
参考Warokuパブリックヘルス

これを利用するメリットというか、どういう風にこの製品を利用していったらいいですか?

まず目的は、ひきこもりをはじめとした相談業務をやっておられるスタッフの皆さんが非常に忙しく、直接的な相談者の方に対する支援に時間を充てたいところだけど、実はとてもたくさんの事務作業を抱えていらっしゃいます。
その事務作業を私たちのシステムによって効率化できる事が一番大きなメリットですね。

そうすると、相談記録を書く作業だったり、報告書などを書く作業も、「Warokuパブリックヘルス」を使うと業務が楽になっていくという事ですか。

はい。何度も同じ事を書いたり、転記したり、報告書を作ったりって、ものすごく支援スタッフさんの手間になっていましたので、そこをICTがお手伝いをさせて頂くという事ですね。

例えば、利用する側に立って思うと、同じ話を違う人に言わなければいけない場合、これがあるとOKという事ですか。

そうです。まさに一文字さんがおっしゃられた通りで、相談窓口って多種多様にあって、どこにこの悩みを相談して良いのか、なかなか探り当てにくい中で、せっかく相談しようと思って自分の悩みを一生懸命お話した後に「実はここが窓口ではないのであそこに行ってください」と言われた場合、またそこに行って、あまり話したくない内容を何度も説明しなきゃいけないという、負担がありますよね。

相談を受ける側も全部聞いてから判断しないといけないから、聞かないといけないですもんね。

聞かないと分からないですからね。

じゃあこれは、相談する側にとっても非常にメリットがあるということですか。

そう思います。

やっぱり開発するときの背景というのは、そういうのがあって、クラウドのアプリケーションにしようという思いがあったんですか?

そうです。私もメンタルヘルスというものに関わらせて頂いて、ここ数年いろんな方々に勉強させて頂く中で、相談される方々っていうのはもちろん悩んでおられるので大変なんですが、その方々を支えている方々の負担も非常に大きいという事が分かって参りまして、両者にとってメリットのあるICTの活用方法をどこから始めようかという事を考えて、発想して作ったという事ですね。

例えば、目に見えてというか病気でもいろいろあるでしょうけど、精神的なところになってくると、全部の事を知らないと判断できないですもんね。

そうですね。そういう悩みにつながる原因というのは、実は生まれてからどういった生活環境の中で育ってきたのか、どういう経験をされてこられたのかっていう事がとても重要なので、その情報の内容というのは本当に、非常にセンシティブですし、取り扱いにも注意をしないといけない情報でもあるので、その点はかなり注意して作りました。

安全性なども十分配慮してという事ですか。

はい。以前、電子カルテの三原則というお話をさせて頂いたと思いますが、この「Warokuパブリックヘルス」という製品は、実は私たちの作ってきた電子カルテの骨格をそのまま使っています。その点はポイントですね。

これまでも実証されてきたものをちゃんと使っているから、安全性も担保されているという事ですね。

おっしゃる通りです。

Warokuパブリックヘルスに期待する事

「Warokuパブリックヘルス」を導入されているところはあるんですか?

実は何ヶ月か、佐賀県のスチューデント・サポート・フェイスさんでお使い頂いておりますし、広島版ひきこもりポータルサイトに関わっているNPO法人さんにも検証して頂いていまして、うまくいけばパイロットユーザーとして使用して頂けそうなところまできています。

作業時間が削減されたというデータとかもありますか?

はい。さっきの佐賀県のスチューデント・サポート・フェイスさんでは、記載にかかる作業の時間、報告書を作る時間で、大体月間で21時間くらい削減できたとお聞きしております。

時間かかりますよね。相談受けようと思ったらね。

風邪で病院に行ってお薬もらう時に「また同じ事を言わなきゃ」って思うじゃないですか。センシティブな相談は短い言葉ではなかなか喋れないですしね。

「Warokuパブリックヘルス」にこれからどんな事を期待していらっしゃいますか?

今はひきこもりというところにフォーカスをして作ってきたのですが、先ほど申し上げたように相談業務というのはたくさんありまして、実は一つの支援団体さんが複数の相談業務を担っておられるというのは結構ある事なんですね。
そうすると、さっきの報告書の書式が全部、支援事業単位で違うものですから、このあたりの事務作業の効率化もしていかなければという事で、「Warokuパブリックヘルス」はひきこもりから、例えば子育て支援の窓口、児童相談所の窓口、どこでも使えるような製品にしていきたいというのが一つありますね。

利用する側からしても、「Warokuパブリックヘルス」を導入してほしいと思いますけど。

そうですね。現場の方々からは「こういうのがあると助かる」とおっしゃって頂いているので。ただ個人情報を扱うという事も考えれば、本当は行政区で採用して頂きたいという気持ちはあります。

確かに。行政でそういう相談を受けているところですよね。これ導入しようと思ったらどうすればいいんですか?

今お試し期間中で、皆さんに少し無料で使って頂く期間(2021年8月末まで)も設けています。「良いね」というご評価を頂ける、体感できる時間を持って頂きたいと考えています。

なるほどね。もし興味ある方は、ぜひレスコの方に問い合わせて頂きたいと思います。